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2007.12.13号
いよいよ本格的な冬の到来ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
そして、年末年始というメタボリックと相性のいい期間もあります。
目の前に、おいしそうなご馳走がズラ~リ!
身体に・・・脂肪・その他もろもろを蓄えるのは、アッという間。
身体から・・・その蓄えを削るのは、ナガ~イ期間が。
それでも、削れればまだいいのですが、 ほとんどは・・・削れない?
そうなると・・・メタボリックへまっしぐら・・・。
年末年始を楽しみながらも、身体はいたわりましょう!
人間の食欲ほど、自身の細胞はエネルギーを欲しがっていません。
ほどほどに、お過ごしくださいマセ・・・自戒も込めて。
年末年始もお仕事の方は、
その他大勢の帰省の動きなどは無視してストレスをためないようマイペースでお過ごしください。
さて、今号は年末年始の営業案内だけ!と思ったのですが、それだけでは冷たい風が吹き抜けそうなので、ミネラルの有名どころ「鉄」について少し・・・。
以下本文です。
ご承知の通り、鉄は
・青銅器時代から鉄の時代に移り、
・現在に至るまで長きに渡り、
・私たち人間の創造物の材料、
として活躍してくれています。
なぜ青銅器から鉄器に変わったか?
・純粋な鉄は強さに欠けるけど、
・炭素と組み合わせると鋼鉄に変身!
鍛冶屋さんが一生懸命ハンマーで叩いているのは、形作りだけではなかったのです。炭素を鉄と合体させて「鋼(はがね)」という強さを追い求めているからです。
鋼鉄に変身した鉄は、ビルの鉄骨・車・船・橋・鍋等々数え切れないほどの道具で、私たちの社会活動を支えてくれています・・・感謝!
※ちなみに、この鋼鉄にクロムを加えたものがステンレス。クロムのお陰で鉄は酸化しないので、サビなくて見栄えもいいですね。
もう1つの大きな特徴は、磁性を持っていることです。この磁性のお陰で、モーターや発電機、洗濯機・ドライヤー・車などなどあらゆる方面で人力を大幅に上回る活躍をしてくれます。
ちなみに、私たちが住む地球も鉄という原子の性質で磁界に包まれています。
※これらのテーマになると、現役学生の方が詳しい?・・・たぶん。
話がずれ過ぎないうちに、
デモ、こんなものが身体の栄養?
どう考えても、身体になじまない気が?
イメージしづらいけど、
鉄骨などに使われている鉄、身体に必要な鉄、どちらも同じ鉄です。
鉄は、
よく知られている赤血球の中のヘモグロビンの一部であり、
呼吸で取り入れた酸素と肺で結びつき(酸化)、
赤い血となり全身に流れています。
「サビた鉄」というと通常は見苦しい姿を私たちはイメージしますが、身体の中でも同じ化学反応が起きているので、なんとも複雑な感じですね。
この時の鉄の役割は、
くっついた酸素を全身の細胞にヘモグロビンの一部になって運び、
その酸素は、細胞内でエネルギー生産のための化学反応(酸化)に使われる。
ちなみに、その後の酸素の行方は、
二酸化炭素となって体内から排出される。
もひとつ、
その後の二酸化炭素の行方は、
植物がその二酸化炭素と水を吸収して光合成を行い、酸素と炭水化物を作る。
※鉄は、植物がクロロフィル(緑色のもの)を作るときにも必要。
そして、
動物が、その酸素を吸って、炭水化物(植物)を食べる。
そろそろ目が回ってきたので、この辺で止めます。
要は「循環している」ということです。
※身体の構成要素である酸素や炭素については、今後もテーマにするカモです。
ご存知の「貧血」が有名どころで金メダル! いや・・・鉄メダル?
鉄欠乏により、
感染症にかかりやすくなったり、皮膚過敏症・気管支炎・胃腸炎・下痢などにつながることも。
他には、
運動・学習能力の低下・作業効率低下・めまい・動悸・息切れ・冷え・疲労肩こり・免疫力低下・舌炎・胃ガンなどなど。
鉄の役割は酸素運搬以外にもたくさんあり、体内で再利用もされるようですが、もともと不足気味の女性や成長期の子供などはとくに注意が必要です。
鉄分の多い食品は、
のり、抹茶、レバー、高野豆腐、ほうれん草など緑の葉野菜、赤い魚、卵黄などなど。
これら野菜などにミネラル分が少なくなっていることや、食べても鉄の吸収率は数%~20%以下といわれていますので難しい面もありまが、バランスのいい食生活を心がけましょう!
今号はお休みです。
あとがき
ウイルスの活動が活発化する寒い冬、
いくら健康防御線を張ったところで、
風邪などをひかないことは至難の業、
普通の生活では、ウイルスが必ず身体に入り込む。
なので、ウイルスと自分力(免疫力)の闘いも頻発。
問題は、ウイルスと自分力(免疫力)の力関係。
・ウイルスが強ければ、症状が出る。
・免疫力が強ければ、症状が出ない。
・拮抗していれば、なんとなく風邪気味?
いずれにしても、重症化しないために日頃の備えが望まれます。
寒さが厳しくなります。
あわただしい年末年始であっても、体調管理だけは十分ご配慮ください!
平成20年、皆様にとって良い年でありますように!
・・・お祈り申し上げます。
心身ともに健康を目指して、次号もよろしくお願いします!
発行:エリアリンク社 代表 大久保隆
~ 記事中の一つでも、健康管理のお役に立てれば幸いです ~