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2008.06.25号
暑い夏も間近になりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
梅雨から夏にかけてのジメジメは、
細菌にとってバンバンザイの季節、
春の新緑のように・・・、
爆発的な増殖を始める。
よくいわれる対策は、
手をきれいに洗って、消毒して、
なにごとも無菌の世界を目指す?
除菌・殺菌・無菌・・・、
最近は、細菌を除去する製品群の全盛時代?
デモ、植物には細菌(バクテリア)が欠かせない。
肥料三要素の「窒素(チッソ)」、
細菌が窒素分子を原子に分解し、
原子状態の窒素は水に溶けるので植物も吸収できる。
細菌のおかげで、めでたく植物はスクスクと育つことができるのでした!
植物がスクスク育つと、それを栄養にする人間もスクスク育つのでした!
細菌に・・・感謝!感謝!
以下本文です。
ご承知の通り、植物にとって必要な三大栄養素は 窒素・リン・カリウム です。通常「肥料三要素」と呼ばれています。
大気中からの「光や二酸化炭素」が必要なことはもちろんですが、土壌からの「水と無機物(ミネラル)」が植物にとって絶対的な栄養素です。
有機物がなくても育つけど、無機物がないと正常に育つことができません。
肥料三要素の他にも、必須の無機物(ミネラル)があります。
マグネシウム・ホウ素・鉄・マンガン・モリブデン・亜鉛・銅・・・。
これら無機物は、「微量元素」とも呼ばれることがあります。 ん?どっかで聞いたような?
そうです・・・人間同様、植物も微量元素が必要なのです。
これらのミネラルがバランスよく補給されないと、植物も成長が不十分になり、免疫力低下で病気が発生しやすくなったりします。これも人間と同じ。
農業や家庭菜園をされている方に聞くとよく分かります・・・たぶん。
★ミネラル不足は、
「単位面積当りの収穫量減少」 や
「野菜に含まれるミネラル減少」 も招きます。
残念ながら、近代農業の大量生産や促成栽培で育つ野菜は、品種改良や農薬・化学肥料などで収穫率が高くて見栄えよく育ちますが、ミネラル不足が指摘されているのが現状です。
「さらに追い討ちをかけるのでは?」と懸念されるのが次のニュースです。
---ここから---
全国農業協同組合連合会(JA全農)が都道府県の農協などに販売する化学肥料の価格が、前年比で1.5~2倍程度まで引き上げられる見込みであることが明らかになった。
リンやカリウムなど肥料原料の高騰が主な理由。JA全農は毎年、7月に肥料価格を改定しており、値上げは今回で5年連続。値上げ幅は3割程度上昇した19 73年の第一次石油危機時を上回り、過去最大となる。
肥料価格は農産物の生産コストの1割程度を占める。大幅な値上げにより、 生産コストが大きく膨らむため、農産物の小売価格を押し上げる可能性もある。(時事通信)
---ここまで---
食料自給率・農機具の燃料代高騰・飼料や肥料価格高騰などなど、食糧問題が一気にクローズアップされてきています。もともとミネラル不足が指摘されている中で、これらの問題が発生すると、さらにミネラル不足に拍車をかける懸念が・・・。
なんとか落ち着いてくれることを願うばかりです。
野菜のミネラルが不足すれば、
それを食べる人間のミネラル摂取も不足する・・・ということです。
話は変わりますが、
せっかくですので、
気分転換として、「窒素」について・・・少し!
相変わらず・・・気分転換が多い?
※窒素は有機物の構成要素なので、無機物のミネラルには含まれません。
窒素が植物の大切な栄養素であることは前述の通りですが、元素の側面からいくつか特徴を挙げてみます。
1)空気中の窒素
窒素(N)は、あまり気にされないけど空気中の78%も占めている。
なので、私たちは窒素を酸素より多く吸い込んでいる。
デモ、肺を経由してスグにさよなら!なのです。
なんか・・・もったいない。
有効利用できないものでしょうか?
2)窒素は暴れ者?
このご時世、あまり深く触れない方がいいかもしれませんが、花火を含む爆薬の材料でもあります。
爆発しやすい性格の暴れ者!
窒素化合物のニトログリセリンは、
強力な爆発力をもったり、
なんと!心臓病の薬にもなる。
・・・その多面性についていくのは大変!
さらに、
自動車の排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)は、硫黄酸化物(SOx)などとともに、酸性雨や光化学スモッグの原因となる。
3)人間にとっても大切
窒素は、
タンパク質の16%を占める構成要素であり、
タンパク質の構成要素ということは、
タンパク質を構成するアミノ酸の構成要素でもある。
ちょっと・・・ややこしい表現?
そして、DNAや酵素などの材料でもある。
窒素あるいはその化合物は、
空気中にあるとき、
土壌にあるとき、
私たちの身体の中にあるとき、
さまざまな場面で、さまざまな顔を見せる・・・七変化の元素なのでした。
「糖尿病、予備軍含め1870万人」生活習慣の改善進まず、厚労省(4/30)
※ダイエットや若返りに興味がある方は、じっくりと・・・お読みください!
糖尿病が強く疑われる成人は、予備軍も含め約1870万人と推定されることが、厚生労働省が30日公表した「2006年国民健康・栄養調査」で分かった。02年の前回調査に比べ250万人(15.4%)増加し、生活習慣の改善が進んでいない実態が浮かび上がった。
厚労省は「食生活の乱れや、運動不足が影響しているのではないか」と指摘している。国民健康・栄養調査は06年11月、1歳以上の約1万8000人を対象に実施。うち、血液検査を行った成人男女4296人を分析し、同年10月の推計人口に基づき推計した。(時事通信)
⇒世界の食糧問題を想像すると、日本の問題はまだまだ平和のようです。生活習慣を見直す必要はあっても、平和は継続してもらいたいものです。
「がんゲノム、10カ国参加しコンソーシアム発足」(5/2)
がんと関係するヒトのゲノム(全遺伝情報)の異常を調べて集約し、研究者が閲覧できるカタログにする国際共同プロジェクト「国際がんゲノムコンソーシアム」が発足した。世界10カ国の13研究機関が参加し、10年以内に約50種類のがんについて解析を行う。日本からは理化学研究所と国立がんセンターが参加する。
ほとんどのがんは、ゲノムに何らかの異常が生じ、細胞が無秩序に増殖して起こる。特定のがんに特徴的なゲノムの異常を調べれば、予防や診断、治療法の開発につながる。
コンソーシアムは、患者数や死亡率、試料の確保しやすさなどを基に約50種類のがんを選び、それぞれのがんを解析する研究機関を決める。がんごとに最低500人分の試料を集め、提供者が特定できないよう匿名化して保存する。
すでに、解析の精度や試料を提供してもらう患者へのインフォームド・コンセント(十分な説明に基づく同意)と倫理的な配慮についての規定を定めた。また参加する研究者・機関は、解析で見つかったゲノムの異常に関する特許は申請せず、無償で全世界の研究者に公開してがん研究の振興に役立てる。
理化学研究所の野依良治理事長は「がんへの理解を深め、患者さんによりよい治療法の提供をもたらすと期待している」と話している。(毎日新聞)
⇒がんの治療法確立も強く望まれていますが、個人個人に応じた予防法などが開発されれば・・・期待しすぎでしょうか?
あとがき
現在も生物は進化していると思われます。
イギリスで始まった産業革命以降、
たかだか200年程度で資源に行きづまる人類、それでも人口増加は続いてる・・・。
人間の進化した大脳は、この問題を解決できるでしょうか?
決して、よその国の出来事ではないことはスーパーで買い物をする奥様が一番感じている・・・カモ!
世界的な肥料や飼料不足で、
作物への懸念が広がる中でも、
私たちは健康を維持する必要があります。
・栄養バランスのいい食事ができないと、
・身体を構成する細胞が本来の働きをできず、
・肉体的にも精神的にも支障をきたします。
食生活を見直すいい機会かもしれません・・・。
心身ともに健康を目指して、次号もよろしくお願いします!
発行:エリアリンク社 代表 大久保隆
~ 記事中の1つでも、健康管理のお役に立てれば幸いです ~