『免疫力とは?(2) ~免疫細胞の生い立ち~』

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2008.11.26号

~ 目次 ~

はじめに

いよいよ寒さの季節到来ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

寒い時期はウイルスも活性化する時期。

今年は、インフルエンザの流行も早いようです。

インフルエンザにこれほど神経質なのは・・・ナゼ?

風邪(かぜ)の原因は90%以上がウイルスといわれ、そのウイルスに対する免疫細胞やワクチンの位置付けは次の通りです。

・通常の風邪 ⇒ 免疫細胞がスムーズに働き、撃退も早い!(経験済だから)

・インフルエンザ ⇒ 遺伝子変異が早く、免疫も右往左往!(未経験だから)

とくに、鳥インフルエンザからの変異が予測される「新型インフルエンザ」は、世界中の誰も免疫を持っている人がいない。

ということは、
感染はもちろんのこと、だれもが症状発生を避けられない。

未知の遺伝子型なので、既存のワクチンも「?」状態。

新型インフルエンザの怖さは、過去に鳥インフルエンザが流行したとき大量のにわとりが処分されたことが物語っています。

通常の風邪にしろ、
インフルエンザにしろ、
免疫力が落ちた時に重症化しやすいものです。

発症してしまうと、
さらに免疫力・体力が落ちて、
他の病気まで併発してしまう。・・・悪循環!

いずれにしても、私たちは日頃の中で免疫力が低下しない対策が必要です。

言い換えれば、
免疫細胞が働きやすい環境を作り、十分な栄養を与えることです。

今回は、皆様よりたくさんお寄せいただいている『風邪予防対策』をご案内します。

皆様の知恵の中に、
身体を正常に保つヒントがちりばめられていることと思います。

是非、お役立てください。

以下本文です。

人に教えてもいい『私の風邪予防対策50』第1回

【内容について】

まずは、当テーマについてお寄せいただき厚く御礼申し上げます。

※リアルさを保つ為、文面加工はなるべく行わないでご紹介しています。

※今回は分類せず、ランダムなご紹介です。

※年齢(10才~70才代)・性別・お住まいの地域等はさまざまです。

※お寄せいただいた期間は、10/21~現在進行中。

では・・・『私の風邪予防対策』・・・第一弾のスタートです!

『私の風邪予防対策50』

01  よく食べよく寝る。お茶でうがいする。
02  ちょっとおかしいな~と思ったら、無理せずすぐに対策する。うがいをする、薬を飲む、温かくして早めに就寝など。
03  あまり人の多い所に行かない。
04  人肌の温度のお茶でうがいをすることです。
05  体温を下げないことですね。自炊の際はねぎを多く使うようにしています。
06  バランスの良い食生活です。
07  外出して帰宅後には必ず手洗いうがい。暖かいものを食べる。喉が痛くなったら熱いお茶を飲む。「風邪なんかきくもんか!」と気合も。あと掃除をするときは寒くても窓を開けて空気の入れ替えを。お蔭で風邪とは無縁です!
08  これからの季節、首周りがとくに寒く感じるもの。外出時はマフラーがありますが、室内では暖房をつけていても顔-首-肩にかけて冷えはあるものです。私は家に居るときには、いつもタオルを巻いています。とくに暖めたタオルを巻いておくと、体中に発汗もあり、元気に動けるような気がします。自分の体験談でした。
09  適度な運動をしていれば、新陳代謝が活発化になり、温度差の影響は受けにくいと自負しております。
10  私はとにかく疲れたら横になって休みます。仕事中疲れた時は、目をつぶり机にうつぶせになって休む。それだけで抵抗力が弱まることなく、風邪をひきません。
11  やっぱり手洗い・うがいです。後は、かぼちゃを食べる!
12  寒気がしたら、熱燗のんで睡眠を十分とること。
13  空気のよい所で生活する。寒さに免疫を作る。
14  ビタミンCを多くとる。
15  とにかく自炊をして、バランスよく食事をとる(野菜はたっぷり)&きちんと寝ること。
16  ありきたりですが、外に出かけたら(とくに人が多い場所)、手を洗い、うがいをします。
17  しょうが・ニンニク・みかん。
18  手洗い、うがいが基本です!喉が痛くなったらショウガ湯で温まるのもいいですよ。予防と早めの対策が大事です!サイコロ状に切った大根にはちみつをかけ、出てきた汁が風邪にいいと聞きました。効果あるのかな?
19  寒い時期にあえて薄着でいる事。
20  首は動脈・静脈が通っており、ここを温めると風邪をひきにくいそうです。とくに就寝時にタオル等で巻いて寝ると大変効果があります。また、寝る前に生姜湯を飲み体を温めると良いです。
21  しょうがをすり、コーラをあたためてその中に入れる。それだけ。
22  風邪かなと思ったら、栄養ドリンクを飲みます。風邪にかかりません。
23  果物や野菜ジュースでビタミンを毎日取る。
24  喉を温めて寝る。
25  絶対家に帰ったら手洗いうがいはする。絶対手に菌がついている気がする。あと、肥満は風邪になりやすいというテレビでの発言を聞いて食べ過ぎに注意している。痩せている人は風邪にならない、というような。ちょっとでも風邪の徴候を感じたらすぐ寝る。すぐ薬を飲む。あまくみてると絶対に2日後には痛い目を見るので、必ずすぐに最善策をとる。あたたかくして寝るなど。
26  とくにないが、ヤバイと思ったら早めに外出行動を自粛している。
27  緑茶のうがいと、塩水のうがいを両方します。
28  我慢しない。手洗いとのどの保湿。
29  鼻洗いです。専用の洗浄液もありますが、入浴中にシャワーで片方ずつ鼻洗いを続けています。おかげで3年間風邪知らず!
30  サプリメント摂取。
31  まず外から帰ったら必ずうがいをする。風邪気味だったら、寝るときは首にタオルを巻いて寝る、です。それとちょっと変と思ったときすぐ風邪薬を飲むの3点です。
32  私は気管支が弱く、とっても風邪をひきやすいです。毎日、かりんを飲んでいます。今年は風邪をあまりひかないです。
33  自分にあった生活のリズムをつくり、なるべく守って生活するのが一番だと思います。人ごみもなるべく避けて、仕方のない場合はマスクをすると良いと思います。
34  のどが弱いので外出後必ずうがいをして、日頃からビタミンCを多めに取る。
35  ひたすらうがいです。
36  うがい・体に無理がきていたら少しでも眠る・運動・食事のバランスなど当たり前のことをする。風邪をひいても薬に頼らない。菌を出し切ってくれるから免疫効果あり。
37  うがい&手洗いをしっかりする。厚着をしない。
38  毎日、生姜湯を飲む。
39  紅茶うがいです。一年中、朝と帰宅してからします。出がらしでいいので、経済的です
40  ☆首・脇・腰の近くには大きな動脈が通っているので冷やさない!☆帰ったら、ウガイ・手洗い!☆口を開けて寝てしまうので、ベッドの近くに濡れタオルを掛ける!☆昼間も頻繁に1口程度お茶を飲む!(喉は乾燥すると細菌が増えるので、お茶で胃へ流す!胃酸で細菌は死ぬので)
41  毎日のうがい。朝と帰宅時。冬はマスクをして出かける。バス・電車通勤なのでうつされないようにするため。最近は咳をしているのにマスクをする人が少なくなったので自己防衛のため。
42  帰宅後の鼻うがい。痛いけど癖になる~!
43  冷たい風にまともに当たったり寒い思いをした日にゾクゾクっときたら、すぐにドライヤーで後ろから首筋を暖めています。こうすると大抵の引きかけの風邪が治りますよ。こんど風邪かなと思ったらすぐに試してくださいね。
44  のどを痛めることが多いので、寝るときは首にシルクのスカーフを巻いています。
45  「病は気から」というように、楽しい音楽を聴いて気分を高揚させると風邪の予防になるそうです。これはイグ・ノーベル賞という賞をいただいているちゃんとした根拠のあるお話です。気分が高揚すると、唾液からの抗体成分がたくさん出て、結果風邪の予防になるそうです。
46  気温差が激しいこの時期が一番要注意です!お風呂上り多少暑いと思ってもフリース素材のパジャマを無理矢理着る。あと、晩寝る時は首にタオルを巻いて寝て首から熱が逃げない様にする。外出して帰宅したら、かならずうがいをして寝る前に生姜湯を飲んで喉を潤す。どれも基本ですが、今くらいの時期から続けているとかなり万全です。
47  予防というよりも、熱っぽいときは、足の裏にアロエを貼ります。現在はアロエを育てていないので代替としてサロンパスを貼って寝ます。100%効きます。小さいときからやっている解熱方法です。祖母から母そして私と代々続いている風邪対策です。その他には紅茶でうがいをします。市販のペットボトルに入っているものでも構わないのですが、結構よくなります。
48  毎日リンゴを食べています。もう10年以上風邪は一度もひいた事がありません・・・りんごは皮はむかずに、綺麗にあらって皮ごと食べるのがより良い様ですよ!
49  レモンの氷砂糖づけ。
50  入浴後に頭にタオルを乗せ、頭から冷えないようにする。首にもタオルを巻けば、なおいい。

今回も、手洗い・うがいなどの常識的なことから、へぇ~!と思うようなことまで色々とお寄せいただきました。

首周りの保温や運動、十分な睡眠などのご意見も多く見受けられました。

栄養面では、しょうがやビタミンCのご利用が多く、残念ながら細胞を正常に保つための代謝に必要なミネラルはあまり寄せられていないようです。

次回も続けて風邪対策を盛り込もうと考えています。

皆様の知恵とご自身の生活改善で、是非この冬も乗り越えてください!

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免疫力とは?(2)

免疫細胞や赤血球・血小板など、
血液にある細胞はすべて骨髄で生まれ、
おおもとの造血幹細胞から分化し、
それぞれ役割をもった細胞に成長していく・・・。

この免疫細胞の生い立ちやNK細胞については、前回触れました。

今回、NK細胞以外の免疫細胞について触れたいと思います。

各免疫細胞の特徴

まずは、

造血幹細胞  マルチ系幹細胞  単球  マクロファージ・樹状細胞


造血幹細胞  マルチ系幹細胞  顆粒球  好中球・好酸球・好塩基球

このあたりから・・・、


 1)マクロファージ

大食漢のマクロファージは身体の組織全体にいて、 細菌・カビ・ウイルスなどの異物を食べてしまう。

異物が侵入しやすい肺に多く、70~350億個滞在。

細胞に消化酵素を持ち、異物などの外部からの侵入者だけでなく、体内の新陳代謝で古くなった細胞や過剰なコレステロールまでもお掃除してくれる。

※別名が多いマクロファージ(いる場所によって呼ばれ方も違う!)

 場 所  名 称
血液中 マクロファージ
肝臓 クッパー細胞
ミクログリア
破骨細胞


 2)顆粒球

名前の通り細胞内に顆粒を持っていて、マクロファージ同様、顆粒には異物を消化する働きがある。

 名 称  特 徴
好中球 大型の菌などを食べて(貪食、どんしょく)、やっつける。
好酸球 こちらも体内を巡回していて、好中球に比べ比較的大型の寄生虫などを貪食する。
好塩基球 ヒスタミンやセロトニンを放出しアレルギー反応を起こす。貪食はしない。

白血球の約60%を占める好中球は、血流に乗って全身を巡回。

異物があると、血管から抜け出し、異物を食べて自爆。

自爆の残骸が、ご存知の「膿(うみ)」

デモ、好中球の寿命は2~3日なので、その後の処理はマクロファージと連携が必要。

ストレスがかかると好中球も増え、好中球が発生させる活性酸素で胃潰瘍になったりもする。

前回から、
NK細胞
マクロファージ
顆粒球(好中球・好酸球・好塩基球) が登場してきました。

これから、T細胞B細胞なるものも登場します。

繰り返しになりますが、赤血球や血小板も含めてすべて同じ造血幹細胞から分化したものです。

さまざまな役割を持って働き、私たちを異物から守ってくれています。

これらの、赤血球・白血球関連の細胞が正常に働けるようするのは、私たちの日常生活にかかっています。

正常に働かないと、
・病気になったり、
・病気になりやすかったり、
・病気が治りにくかったり、 します。

ここでいつもの合言葉、
『適度な運動・バランスの取れた食事・ストレス対策』です。

これに、環境改善や良質の睡眠なども実行すれば、やることはやった!

という感じでしょうか。

やることはやっても病気になってしまった・・・時には、人の細胞よりも、上回る強敵だったと・・・諦める?

いや・・・当メルマガ読者の方は・・・諦めない!

・・・つづく

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一般のニュース記事から

 「感染1人でも学校閉鎖、タミフル遠隔処方」新型インフル対策案(11/20)

発生が懸念される新型インフルエンザに備え、厚生労働省の専門家会議は、感染者が1人でも発生した場合は、都道府県単位で当該自治体内のすべての学校閉鎖を行うことなどを盛り込んだ新たな指針案をまとめた。初期における感染拡大防止の重要な柱となる。関係省庁との協議や一般からの意見募集を経て、国の正式な方針とする。

このほか、定期的に通院している患者については、掛かり付け医が新型インフルエンザ感染を電話で診断できた場合は、抗ウイルス薬タミフルをファクスなどで処方できるとした。

専門家会議は昨年3月、封じ込めを狙った早期対応を中心とする指針を作成。その後、感染拡大時も含めた総合的な指針へと、見直しを進めていた。(時事通信)

⇒新型インフルエンザはもちろん怖いけど、先入観からかタミフル服用にも怖さがあるのは筆者だけでしょうか?なんとも・・・複雑です。


 「細胞老化、たんぱく質の結合で抑制」東北大チーム発見(11/17)

東北大の五十嵐和彦教授らのグループが、がん抑制遺伝子「p53」がつくるたんぱく質が、別のたんぱく質「Bach1(バックワン)」と結合すると、細胞の老化を抑えることを発見した。Bach1はp53の働きを調整する役割を果たしているという。五十嵐教授は「実用化に結びつくには時間がかかるが、がんや老化を制御する治療薬の開発につながる可能性がある」としている。

p53は、老化の促進と、がん増殖の抑制という表裏一体の機能を持つ。Bach1は細胞に存在し、「転写因子」と呼ばれるたんぱく質の1つ。

マウス実験で、正常な細胞ではBach1がp53の働きを阻害しているが、Bach1を欠損させたマウスでは細胞老化が進行することを確認した。今後、Bach1がp53の機能を阻害する仕組みの解明にも取り組みたいという。(毎日新聞)

⇒こちらも・・・複雑。「老化」を選ぶか「がん抑制」を選ぶかという単純なことではないと思いますが、できれば「老化防止」と「がん抑制」という普通の人の願望につながればうれしい限りです・・・ネ!

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その他

 あとがき

新型インフルエンザをはじめ、
予想がつかないものは…怖いものです。

今年も、残すところ約1か月。

年齢も1つ加わってしまった。

デモ、
細胞の老化スピードは、
日頃の心がけ次第で、
ズレが生じる。

動きが鈍る冬場は、
とくに注意が必要。

必要な栄養を摂って、
十分身体を動かしましょう!

景気が悪くても・・・。

心身ともに健康を目指して、次号もよろしくお願いします!


超ミネラル水通信・発行者

発行:エリアリンク社 代表 大久保隆

~ 記事中の1つでも、健康管理のお役に立てれば幸いです ~


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