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2004.03.10号
~省略~
以下本文です。
1)骨
前回、骨が身体を支えることや血液中のカルシウム濃度を調整する働きについて触れました。
⇒成人には約200個の骨があり、それぞれが関節の働きと連動しながら身体の動きを表現しています。
⇒また、骨の中心部分にある骨髄で造血が行われます。血液も細胞であり、血球芽細胞と呼ばれ、赤血球・白血球・血小板・リンパ球などがあります。
⇒骨の働きについてまとめてみると、
とさまざまな役割を担っています。
⇒骨量は20~30歳代から年齢とともに減少し、女性は閉経後に減少が早まります。骨粗しょう症は、骨折するまで無症状のため注意が必要です。
2)筋
⇒筋肉と表現した方が分かりやすいでしょうか。筋肉は、筋細胞からできていて、細長い繊維状のものが集まって筋組織(筋肉)を構成しています。意識的に動かせる筋肉や心臓・内蔵の壁をつくる筋のように意識的に動かせないものがあります。
⇒筋肉の収縮は、大脳からの命令で神経を通じて行われます。命令が出ると筋細胞の膜に活動電位が生じて、筋細胞内にカルシウムイオンが放出され化学反応で筋肉の収縮が実現されます。
⇒これらの動きにかかわるエネルギーは、筋細胞内にあるアデノシン三リン酸(ATP)から供給されます。ATPが減少したり乳酸(老廃物)などが蓄積されたりすると筋肉疲労が起こったりします。さらに積み重なると筋肉痛になったりします。
⇒ATPはこれまでにもでてきましたが、すべての細胞に含まれるエネルギー源です。ATPを分解する酵素が働かないと、エネルギーが十分に供給されません。
~つづく~
少し長い記事ですが、健康診断を受けるすべての人に関係しますので、ほぼ全文をご案内します。
がん患者3.2%は診断被ばくが原因(2/10)
国内でがんにかかる人の3.2%は、放射線診断による被ばくが原因の発がんと推定されることが、英・オックスフォード大グループが行った初の国際的な研究で明らかに。
調査が行われた英米など15か国の中でももっとも高かった。CT(コンピューター断層撮影法)装置の普及などが背景とみられ、検査のあり方を巡り波紋を広げそうだ。
研究は、各国のエックス線、CTなど放射線検査の頻度や検査による被ばく量、さらに年齢・性別・臓器ごとに示した放射線の被ばく量と発がん率の関係についてのデータなどを基に、検査に伴う75歳までの発がん者数を推定。日本は年間7,587件で、がん発症者の3.2%としている。日本以外では、英国、ポーランドがともに0.6%でもっとも低く、米国0.9%、もっとも高いクロアチアでも1.8%。
日本は、1,000人あたりの年間検査回数が最多の1,477回で、15か国の平均の1.8倍。発がん率は平均の2.7倍で、1回の検査での被ばく量が他国より高い。
佐々木武仁・東京医科歯科大名誉教授(口腔放射線医学)は「通常のエックス線検査より、放射線量が多いCT検査の普及が影響している」と指摘。
CTは、エックス線を使ってコンピューターで画像にする装置。日本は人口100万人当りの普及台数が64台で、2位のスイス(26台)を引き離し世界一多い。
CTには年間の検査回数や撮影枚数に制限がなく、機器の精度や技師の腕により被ばく量が異なる。日本放射線技師会は2000年、医療被ばくの指針を定め、撮影部位ごとの目標値を策定。さらに見直し作業を進め、来年度にCT検査の実態調査を行う予定だ。
◇早期発見に革命的な進歩
精密な検査が可能なCTは、がんの早期発見をはじめ脳卒中、骨折などの診断に革命的な進歩をもたらした。最近は人体をらせん状に切れ目なく撮影し、通常のエックス線では発見できない数ミリ単位の病変も映し出すヘリカルCT、血管の内部まで鮮明に撮影できるマルチスライスCTも登場している。
一方で、撮影するほど医療機関の収入になることから、数千万円から1億円にのぼる設備投資を回収しようと過剰な検査をする場合もある。
佐々木名誉教授は「CTは有効な検査であり、今回のデータが出たからと言って必要な検査をせず、誤診や見落としにつながるのでは本末転倒。ただ、超音波検査など代わりの検査が可能かなどを検討し、発がんの危険性も十分考慮したうえで使うよう徹底する必要がある」と話している。
放射線と発がん
放射線を浴びると、正常細胞を傷つけることでがんを引き起こすとされる。原爆やビキニ水爆実験の被ばく者に白血病などが見られたほか、1986年の旧ソ連・チェルノブイリ原発事故後、近隣住民に白血病や甲状腺がんが急増した。
CT=「Computed Tomography」
さまざまな角度からエックス線をあて、コンピューターで輪切りの画像にする装置。イギリスで開発され、日本には1975年にはじめて輸入された。2002年の厚生労働省調査では、全国の病院の保有台数は7,920台にのぼる。肺がん早期発見の効果が注目され、米国では喫煙者ら5万人を対象に、従来の胸部エックス線検査と有効性を比較する臨床試験が行われている。CT検査による被ばく量は、胸部の場合、通常のエックス線装置の400倍に相当するともされる。
(読売新聞)
⇒「検査のための検査」や「検査で発病」などなど、分析技術が未成熟な現代は課題が山積ですね。
ヴィッセル神戸・ハシェック監督が珍指令 (2/1)
Jリーグ・ヴィッセル神戸のハシェック新監督が始動日に珍指令を連発。練習前に開かれたミーティングで、まず「いい食物をとり、油ものは控えるよう」訓示。「中が白いパン(食パンなど)は太るし、キュウリは消化が悪い」と“サンドイッチ禁止令”を打ち出した。
さらに選手らを驚かせたのが「禁酒、禁パチンコ」令だ。プロ意識を高める矢継ぎ早の改革。「欧州プロサッカーでは普通のこと」と、指揮官は選手の戸惑いにも平然。(スポーツ報知)
⇒日本人の朝食に根付いた食パン。食パンには結構塩分が含まれますが、さらにマーガリンやジャムを載せて、毎日毎日積み重ね・・結果は? パチンコは、長い一定姿勢が血行を阻害するというのが理由だそうです。 スポーツ選手に限らず、健康管理は私たち一般人にも必要です。座ったままや一定姿勢の仕事をしているあなた・・さあ一緒にストレッチしましょう!
高血圧の人の医療費は3倍、三洋電機連合健保など調査(3/8)
高血圧と診断された人の医療費が正常血圧の人の3倍を超えていることが、三洋電機連合健康保険組合などの調査で分かった。高血圧症や高脂血症など生活習慣病が医療費増加を招いているといえ、同健保などは「肥満や運動不足などを改善すれば、負担増を抑えることができる」としている。
同健保の加入者のうち、1992年度に定期健康診断を受けた40歳以上60歳未満の7,920人(平均約45歳)を対象に、99-2000年度の2年間にかかった医療費を調べた。
健診で正常血圧とされていた人の医療費は平均20万5000円。これが軽症の高血圧になると37万9000円に増加。中等症以上の高血圧では、68万2000円と正常血圧の人の3倍を超えた。(共同通信)
⇒生活習慣病は中高年になってからの病気ではありません。若い時からの積み重ねが、中高年以降に結果として出てきます。
あとがき
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心身ともに健康を目指して、次号もよろしくお願いします!
発行:エリアリンク社 代表 大久保隆
~ 記事中の1つでも、健康管理のお役に立てれば幸いです ~