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2004.04.09号
だいぶ暖かくなり、身体を動かしやすい季節になりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?
いま花粉症でない人にとっては、まったく興味のない天気予報の花粉情報。
デモ、体質を維持するのは結構難しいようで、ある年齢から突然花粉情報が欠かせなくなる人や、鼻炎を発症してアレルギー体質化する人も多いようです。
癌や動脈硬化・心疾患なども同じで、5年10年かけて徐々に体質変化や悪化が進行し、なんとなく調子が悪い時期を経て、ある日特定の病名を付与されてなんとも有難くないことになってしまいます。
「そろそろ体質改善を」とお考えの方へ・・開始時期は「今スグ」です!
以下本文です。
前回のテーマ、骨・筋肉についてもう少し付け加えます。
筋肉の衰えの原因は、加齢による筋細胞の減少が挙げられますが、筋肉を使わないことによる衰えも大切な要素です。筋肉を使わない衰えは年齢に関係ありませんので、日常的に筋肉運動を行う必要があります。
子供が元気に動き回る姿を見て「うらやましい~」と思っているだけではダメなのです。忙しくて運動時間がない人ほど、一定姿勢を少しの時間止めて、是非筋肉を使ってください・・今スグ・・いえこのメルマガ読み終わってから!
以下、今回のテーマです。
ここからは循環器系と呼ばれるものです。循環している中身は、血液・リンパ液ですが、その中には身体の維持に必要な酸素と栄養や老廃物などが含まれ、全身に張り巡らされた循環器を通じて搬入・排出してくれます。
1)心臓
心臓は血液のポンプであり、心筋(心臓の筋肉)の収縮・拡張で左心室から新鮮な血液を動脈を通じて全身に送り、静脈を通じて全身から使用後の血液を右心室に受け入れています。
心臓に酸素や栄養を運ぶ動脈(冠動脈)が、動脈硬化などにより十分血液が供給されないと心機能低下や胸痛が起こります。これが狭心症と呼ばれるもので、血流が途絶えてしまうと心筋梗塞になります。
次に触れる血管系の疾患もそうですが、欧米化した食生活や喫煙・高血圧・糖尿病・高脂血症・運動不足・肥満・遺伝などが要因といわれています。
2)血管
血管には心臓から出た血液を運ぶ「動脈」と心臓に戻る血液を運ぶ「静脈」があります。動脈から運ばれる血液は、さらに「毛細血管」を通り各細胞にブドウ糖などの栄養や酸素を供給します。毛細血管は二酸化炭素や老廃物を収集し、静脈へ受け渡し心臓に戻します。
言い換えれば、使用前の血液は動脈、使用後は静脈を通って循環します。
⇒動脈硬化
動脈硬化は、動脈の壁に脂肪が溜まるなどして血管が狭くなった状態です。動脈硬化で酸素や栄養の供給に支障が出ると、脳の場合は脳卒中(脳梗塞・脳出血)・痴呆など、心臓では心筋梗塞・狭心症・心不全、腎臓では腎不全、その他全身の動脈で動脈瘤破裂などが引き起こされる可能性が出てきます。
⇒血液がサラサラ・ドロドロ!
この表現は、単なる流行言葉のようにも感じますが、健康な身体を維持するための重要な判断材料です。バランスのとれた食事(栄養摂取)と運動は、血液・血流および血管の正常活動のために必須のテーマです。栄養摂取で身体の内側から、運動やマッサージで身体の外側から血管の若さを保ちましょう。
⇒高血圧は危険信号!
高血圧と動脈硬化が同時進行の場合、前述の脳梗塞・狭心症・心筋梗塞・腎不全などの発症を促進します。食塩の取り過ぎ・肥満・ストレス・喫煙などが要因になるといわれています。加齢とともに高血圧・動脈硬化になりやすい傾向にありますが、食生活の改善や運動で血管の老化を遅らせることは可能です。
⇒食塩の取り過ぎ!
以前から日本人は食塩の取り過ぎと叫ばれています。今流行のにがりなどは、ナトリウムとマグネシウムが突出しているようです。一時的なミネラル摂取には有効と考えられますが、長期に多くを摂取すると、高血圧・動脈硬化促進などが懸念されます。食生活でのミネラルバランスを考えた場合は、適量の天然塩を料理に使われることをオススメします。
~つづく~
あまり触れたくない記事ですが、実態を把握することも必要と考えます。
肺がん手術後の5年生存率、病院で大差(4/4)
肺がん手術から5年後の患者の生存率に病院間で大きな格差があることが、全国の主要病院を対象にした毎日新聞の調査で分かった。がんの進行度で分けた7つの「病期」すべてで大きな差があり、早期の「1B」期では5年生存率9割以上の病院がある一方、4割以下の所があった。患者の条件の違いに加え、技量の差が影響しているとみられるが、治療成績はほとんど公開されず、格差の原因を調べるシステムもない。
調査は、日本肺癌学会と日本呼吸器外科学会が01年、肺がん手術(94年実施分)の5年生存率などを全国集計(全国平均のみ公表)した際に対象とした302施設に実施。同調査の94年を含む94~96年の3年間などの期間で、肺がん手術数と5年後の生存者数、死亡者数、生死不明者数、5年生存率を尋ねるアンケート用紙を送り、110施設(36%)から回答を得た。分析は京都大病院探索医療センター検証部(福島雅典教授)に依頼。
このうち94~96年手術分で、病理検査に基づく病期ごとに手術数が10人以上の病院でみると、もっとも早期の「1A」期の場合、5年生存率は高い所で約9割に達するが、最低は約6割。進行した「3A」期でも、最高は約6割で最低は1割未満。
福島教授「施設間でこれほどの差があるのは問題。年齢差など患者側の条件だけで差がつくとは考えにくく、治療内容の差が影響している可能性が高い。」
※肺がんは日本でもっとも死亡者の多いがんで、02年は約5万6000人が死亡。治療法には手術・抗がん剤・放射線があり、各治療を合わせた患者全体の5年生存率は30%程度。(毎日新聞)
がん発見率の地域差10倍、厚労省報告(4/4)
自治体のがん検診で、精密検査が必要と判定される人の割合や最終的にがんが発見される人の割合が都道府県によって大きく異なり、肺がんの発見率では最大10倍以上の地域差があることが厚生労働省の地域保健・老人保健事業報告で分かった。
検査機器の精度や、結果を判定する医師の技量にばらつきがあるのが原因。専門家は「自治体によっては、胃カメラなどを必要もないのに受けさせていたり、逆にがんを見逃していたりするケースもあり得る」と指摘。外部評価の仕組みをつくるなど、検診の質の向上が急務と訴えている。
厚労省は、自治体のがん検診で精密検査が必要とされた人の割合である「要精検率」と、がんが見つかった人の割合を示す「がん発見率」を、2002年度について調査。(共同通信)
心筋梗塞、入院患者の死亡率が病院間で3倍以上の差(4/5)
急性心筋梗塞で入院中の患者の死亡率が病院によって3倍以上の差があることが川渕孝一・東京医科歯科大学教授らや、厚生労働省の研究班の研究で明らかになった。患者の年齢や重症度の違いを考慮しても差はなくならず、治療内容の影響が大きいとみられる。
日本医師会と協力して99~01年に全国の36病院から急性心筋梗塞で入院した患者のデータを収集し、病院ごとの患者が入院中に死亡する率を調査。死亡率の最高は67%、最低は0%だったが、川渕教授は患者の年齢や性別、高血圧の有無など19項目の重症度を考慮してデータを分析。それでも病院間の死亡率の差は最大で約3倍に達した。
一方、研究班は北海道から九州まで全国22の国立病院から、99~01年に治療した急性心筋梗塞患者計2007人分のデータを集め、治療成績などを分析。その結果、患者が退院できずに死亡する率は最低3.6%、最高26.6%と7倍以上の差があった。死亡率の平均は12%。
分析した国立病院機構大阪医療センターの是恒之宏臨床研究部長によると、患者の年齢や重症度に病院間で大きな差はなかった。死亡率の差は、発症から病院到着までの時間の違いも原因として考えられるが、薬剤や人工心肺の使い方の違いなど治療内容や技術が影響していると考えられた。
退院後に処方する薬もバラバラで、原則「ベータ遮断薬」という薬を出すべきとされるが、実際に飲んでいた退院患者は22病院全体で25%。病院別では74%の患者に処方する病院も、5%にしか処方しない病院もあった。(毎日新聞)
あとがき
~省略~
心身ともに健康を目指して、次号もよろしくお願いします!
発行:エリアリンク社 代表 大久保隆
~ 記事中の1つでも、健康管理のお役に立てれば幸いです ~