『身体の構成要素8(呼吸器系)』

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2004.09.17号

~ 目次 ~

はじめに

身体を構成する元素も、
身の回りの物を構成する元素も、
元素の構成割合は違っても、
同じモノ(元素)でできている・・デモ・・やっぱり不思議!


段々と秋の気配がしてきましたが、いかがお過ごしでしょうか?

筆者は、さまざまな壁にぶつかりながら、カッコよく言うと「生命の進化」について、最近思い悩んでおります。

幸い、結論を導き出せるような頭は持ち合わせておりませんが、その思い悩む過程を結構楽しんでおります。


その過程で想像したことの1つ、「人間いろんな病気やストレスと闘いながら苦悩しているけど、進化の長い過程の中ではさまざまな敵(ウイルス・細菌・その他)との生存競争に勝って、厳しい環境にも適用して生き延びている。人間の生命力は想像以上に強い!

以下本文です。

身体を見つめなおす(第6回・呼吸器)

今回は、酸素の取込と二酸化炭素の排出に関わる器官「呼吸器」です。

癌(がん)での死亡率は、男性の場合1993年に肺癌(気管・気管支含む)による死亡率が胃癌を抜いてトップになりました。女性も胃癌・大腸癌につづく3位で、増加傾向です。

そして、気管支喘息気管支炎で悩まれている方も相変わらず多いようです。あまりイメージがわかないかもしれませんが、肺炎・気管支炎は死亡原因の4位と高くなっています。

外気の入り口「呼吸器」。その外気は細菌やウイルスを含んでいることもあります。

身体の構成要素(呼吸器系)

 1)空気の流れ

私たちが呼吸するときの空気の流れは、大まかに次の通りです。

 呼吸による空気の流れ
鼻のところ 外鼻→鼻腔→副鼻腔→(喉へ)
喉のところ 咽頭→喉頭→気管→(肺へ)
肺のところ 気管支→肺

 2)働き

鼻のところ

・ホコリなど空気中の異物を捕らえ、体内への侵入を防ぐフィルター。鼻毛もフィルターの役割を担い、捕らえたものは、鼻くそや鼻水として排出します。

・吸入空気を暖めて、気管や肺への刺激を防ぎます。

喉のところ

・鼻のフィルターをすり抜けてきた異物を、気管の粘膜でからめ痰(たん)として排出。気管に生えている線毛と粘膜からの粘液分泌物で、侵入者を捕捉します。

肺のところ

・気管支は左右の肺に入り、先端の肺胞(毛細血管が取り巻く直径約0.1mm程の小さな袋)につながります。

・肺胞は数億個あり、肺胞の膜を通じて心臓から送られてくる血液(静脈血)に酸素を取り込み、逆に血液中の二酸化炭素を取り出してガス交換をします。

・肺胞でガス交換された血液は、動脈血として心臓の左心房に帰ります。

 3)呼吸器の病気(代表例)

気管支喘息

気管支でのアレルギー反応が要因とされ、気管支が狭くなり呼吸が苦しくなります。その強い状態が喘息発作です。

肺癌

癌の中で一番死亡率が高く、タバコが大きな原因とされています。症状が進行するまで現れないため、診断が遅れて治療が難しいようです。

その他(多い病気)

・感冒→ウイルス・細菌などが呼吸器に侵入、いわゆる風邪。

・肺炎→感冒が進行し、ウイルス・細菌が肺の中で増殖。

その他(最近話題の病気)

・睡眠時無呼吸症候群→睡眠中に10秒以上呼吸がなく、頻繁に繰り返す。その結果、日中眠くなり仕事などに支障がでる。寝ているときのことなので自分では気付きにくい。高血圧や心不全など合併症の危険もあります。

・新型肺炎SARS→風邪などを引き起こすコロナウイルス科の新型ウイルスが原因とみられ、抗生物質が効かず有効な治療法は見つかっていません。

呼吸器疾患の場合、タバコが要因の筆頭に挙げられるのは間違いないところかと思いますが、やはり食生活をはじめとする生活習慣の見直しが大切です。

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一般のニュース記事から

人間の生命力は結構強いと感じている今日この頃ですが、「健康状態が良くなっている」という統計にはほとんど出会うことがありません。必ずしも「長寿社会=健康社会」ではないかもしれないところが不安要素です。

 男性20~30代の動脈硬化2倍に、食生活が原因(8/4)

心臓の筋肉に血液を送る冠動脈に動脈硬化が起こる割合は、20~30代男性で1980年前後から90年代前半の10数年間に2倍以上になったことが、由谷親夫岡山理科大教授(臨床検査病理学)らの研究で分かった。

病理解剖された約1000人の血管を詳細に調べ、過去の同様の研究と比較。この傾向はその後も続いているとみられ、狭心症や心筋梗塞(こうそく)などがさらに増える可能性を示すデータと言えそうだ。

由谷教授は「動脈硬化が進んだケースは血液中の総コレステロール値が高い。動物性脂肪の過剰摂取など食生活が原因だろう。学童期から肥満の子らのコレステロール値を調べるといった対策を考える必要がある」と話している。(共同通信)

⇒調査前からなんとなく想像がつくような気もしますが、調査結果をみて・・「やっぱり!」といった感じでしょうか。


 「異常あり」最悪の47%、サラリーマンの健康診断(8/28)

企業に義務付けられている定期健康診断で、血中脂質や肝機能などの数値が「異常あり」とされたサラリーマンらの割合(有所見率)が昨年47.3%で過去最高だったことが厚生労働省のまとめで分かった。

有所見率は毎年少しずつ上昇し続け、1993年に比べ10年間で13.7ポイント上がった。とくに血圧や血中脂質など生活習慣病のバロメーターとなる数値が悪くなっており「デスクワークが多く運動不足。お酒を飲む機会も多い」というサラリーマン像が浮かぶ。

調査は、各企業の定期健康診断の結果を厚労省がまとめた。もっとも「異常あり」が多かったのは血中脂質で29.1%。次いで肝機能15.4%、血圧11.9%。

生活習慣病の指標となる項目では、血圧が前年より0.4ポイント増、血中脂質0.7ポイント増、尿検査(糖)は1.9ポイント上昇。これらの数値が悪化し過酷な労働環境が重なれば、動脈硬化から脳梗塞(こうそく)や心筋梗塞を招きかねない。(共同通信)

⇒読者の皆さん・・パソコン時間を抑えて、身体を動かしましょう! もちろん、このメルマガを読み終わってから・・?


 献血不合格者が増加「鉄分不足が原因か」、女子大で7割のケースも(8/24)

献血を申し込んでも、血液が薄いことを理由に「不合格」になる人が全国的に増えている。

福岡県内のある女子大では昨年末、希望学生の約7割が献血できないケースもあった。鉄分の摂取不足が原因とみられるが、鉄は赤血球中で酸素を運ぶヘモグロビンの材料になるため、深刻な場合は、記憶力や持久力が低下する鉄欠乏性貧血を招く。欠食の増加など食生活の乱れが指摘されており、専門家は「国は新たな『国民病』と考え、栄養指導を徹底すべき」としている。

日本赤十字社によると、全国で2003年に献血を申し込んだ人のうち、血液が基準より薄い「比重不足」だった割合は、女性が16.5%で、1998年より3ポイント増。03年の申込者(約300万人)を基に試算すると、この5年間で約9万人増えた計算になる。男性は、03年が98年の倍の0.8%で、同じく申込者(約3百70万人)に基づくと約1万5千人増えたことになる。

献血できる血液の濃さ(血液比重)の基準は男女共通で、一般的に男性より血液が薄い女性は、健康に問題がなくても不合格になりやすい。ただ、女性は生理・授乳などで鉄分を失いやすいため、血液疾患に詳しい長崎県諫早市の木下研一郎・恵寿病院長は「女性の半分は自覚がないまま鉄欠乏性貧血か、その直前という危機的な状況に陥っている」と懸念。また、女性より血液が濃い男性がアウトになる事例が増えていることは、「診察が必要な貧血が懸念される男性は多いはず」(日赤)とみられ、男女ともに“危険水域”に達している。

全国的に献血申込者は年々少なくなっており、全国の日赤血液センター関係者からは「食生活の改善指導をしないと、献血事業自体にも大きな影響が出る」と危ぐする声が相次いでいる。

血液比重

水の重さを1とした場合の血液の重さ。血液には、酸素を運ぶヘモグロビンからなる赤血球や、白血球、血小板などが含まれており、水よりも重い。赤血球数が減ると、比重も軽くなることから、貧血を判断するための目安にされる。献血できる血液の比重は、男女とも200ml献血で成分献血が1.052以上。400ml献血が1.053以上。(西日本新聞)

⇒現代型栄養失調の代表例かもしれません。ミネラルバランスにもご注意ください。


 イレッサ「高い死亡率」、肺がん治療薬副作用(8/25)

副作用の間質性肺炎による死者が多数出て問題となった肺がん治療薬イレッサ(一般名ゲフィチニブ)について、輸入販売元のアストラゼネカは、死亡率が2.3%に上るとする薬事法に基づく特別調査結果を発表。

副作用が強いとされる他の抗がん剤と比べても高い死亡率、という。専門家らは「患者に副作用のリスクを十分に説明をするとともに、何が副作用の危険因子なのか研究を進める必要がある」と話している。(共同通信)

⇒不安な記事です。


 飲酒で乳がんの危険3倍、女性ホルモン増え(9/14)

1日に缶ビール(350ml)1本に含まれる程度以上のアルコールを飲む女性が乳がんになる危険は、まったく飲まない人の約3倍-との大規模疫学調査結果を、菊地正悟愛知医大教授(公衆衛生学)らがまとめた。福岡市で開かれる日本癌学会で発表する。

林桜松・同大講師は「多量の飲酒で、乳がんの増殖に関与しているエストロゲンという女性ホルモンが多くなるためではないか」と話している。

全国24地域に住む40~79歳の女性約3万6000人を平均7年半、追跡調査。その結果、調査期間中に乳がんになったのは151人。飲酒によるアルコール摂取量が1日平均15グラム以上の人は、飲酒しなかった人に比べ2.93倍、乳がんになりやすいことが分かった。(共同通信)

⇒癌は、急性疾患のようにいきなり発症するわけではなく、ほとんどが20年30年という長い生活習慣の結果として現れます。お酒に限らず、適度な生活を心がけましょう!

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その他

 あとがき

いよいよ暑い日が続く季節になりました。


⇒最近、あまい物を覚えて野菜嫌いの傾向にある4歳の息子対策。

・サラダに入れている薄切りのトマト(ドレッシング有り)・・・食べない。

・食事の最初に大きめのトマトを切らずに渡すと・・・ぺロッと1個食べた。

子供の方が本当の味を知ってるかも?


⇒教訓

・新鮮なものを、薄味(本来の味)で。

・愛情かけて、手はかけず。

・冷蔵庫に頼りすぎず、こまめに補充。


心身ともに健康を目指して、次号もよろしくお願いします!


超ミネラル水通信・発行者

発行:エリアリンク社 代表 大久保隆

~ 記事中の1つでも、健康管理のお役に立てれば幸いです ~


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