『動脈硬化とは?~ 脳卒中・心疾患他 ~

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2005.3.2号

~ 目次 ~

はじめに

皆様は、「最近、身体が硬くなった~」とボヤいた経験はありますか?

通常、あまり深刻に考えず、冗談半分にボヤくことが多いかと思います。

デモ、身体が硬くなる頃(20代前後)には身体の中も老化が始まります。

人は血管とともに老いる!』・・身体の中の老化を表現する代表的な言葉。

そうです、私たちが「身体が硬くなった~」と言い始めた頃には血管の老化も始まり、徐々に硬くなってしまいます。自然の法則による老化は受け入れざるを得ませんが、やっかいなのは血管に障害が発生したときに症状が決定的な段階になるまで自覚症状に乏しいことです。

先日のニュース(下記)に東京消防庁の救急車出動内容が掲載されていましたが、血管にかかわる病気での出動回数が多いことに驚かされます。それだけ処置に緊急を要し、重度の疾患であることの裏返しでもあります。

今回は、花粉症の季節柄「アレルギー特集」といきたいところですが、その重要度から血管の病気につながる『動脈硬化』をピックアップしました。

以下、本文です。

動脈硬化

動脈硬化とは?

血管の内側(動脈壁)へのコレステロール付着などが原因で血液の通り道(内腔)が狭くなったり、血管の弾力性が失われ硬くなる状態のことです。

⇒動脈硬化が進行すると、血液の流れが悪くなって栄養や酸素が臓器に十分運ばれなくなってしまいます。

⇒そして、必要なものが届かない臓器は機能低下に陥ります。

⇒また、内腔が狭くなった血管に血液の塊が詰まって血流をふさいでしまったり(血栓)、潰瘍の原因になったりします。

動脈硬化が招くさまざまな病気

血管は全身に張り巡らされていますので、どこででも動脈硬化は起こる可能性があります。動脈硬化を主な原因とした疾患の概要は次の通りです。

 1)脳

脳梗塞
脳血栓 脳の血管が細くなって血流が途絶える。
脳栓塞 心臓でできた血液の塊りが、脳の血管につまる。
脳出血 脳の血管が破れて出血、昏睡状態や半身マヒを招く。
くも膜下出血 くも膜と脳軟膜の間の血管が破れて出血、昏睡状態を招く。
一過性脳虚血 血流の一時的な障害で、脳血栓の前兆といわれる。

脳卒中(のうそっちゅう)とは、これら脳に関係する症状の総称です。

 2)心臓

心筋梗塞 冠状動脈が詰まり、心臓の筋肉への酸素や栄養不足で機能低下。
狭心症 血流悪化で、心臓の筋肉への酸素や栄養不足で機能低下。
心不全 心臓機能が低下した状態で、さまざまな症状を招く。
虚血性心疾患 心臓の筋肉への酸素や栄養不足。

 3)腎臓

腎不全 腎臓機能低下で、老廃物を十分排泄できない状態。

 4)その他

動脈瘤 動脈に瘤(こぶ)ができ、破裂しやすくなる。(部位により、胸部大動脈瘤・腹部大動脈瘤・大腿動脈瘤・脳動脈瘤など)

いずれの症状も、生命を脅かしかねない難敵です。早期治療あるいはこれらの症状にならないよう日頃からの健康管理が望まれます。

動脈硬化の要因

加齢 年をとると血管も柔軟性が失われてくる。
他の症状などからの誘引 動脈硬化を加速させる。

高血圧・高脂血症・糖尿病・肥満等、そしてこれらの背景にある喫煙・ストレス・食生活・運動不足などの生活習慣。

動脈硬化対策

自然の法則に逆らえない加齢は致し方ないにしても、動脈硬化を加速させる要素は私たちの生活習慣や環境に依存します。

生活習慣対策は、日常生活の中で比較的簡単に対応できるものもありますので、できることから始めましょう!

喫煙 吸うか・吸わないか。
ストレス 緊張と緩和のバランスをとれるかどうか・・結構難しい。
食生活
減らす インスタント・加工食品・外食・間食・高カロリー食や飲量等。
増やす 生鮮食品(野菜・魚介・海藻他)や玄米・その他自然食品。

※摂取過剰傾向にあるタンパク質・脂質・糖質を減らし、バランスのとれた栄養摂取を心がける。

運動不足 動くか・動かないか。
生活環境 とりあえず個々人ができる環境改善から。
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一般のニュース記事から

 脳血管疾患救急出動、年間2万2623件 東京消防庁(2/18)

脳内の血管が詰まる脳梗塞などの脳血管疾患(脳卒中)は、日本人の3大死因のひとつ。東京消防庁では一昨年、脳血管疾患で2万2623件の救急車の出動があり、うち脳梗塞は1万2766件あったという。

厚生労働省の人口動態統計(平成15年)によると、脳血管疾患による死者は13万2067人で、がん、心疾患に次いで3番目に多い。脳血管疾患は昭和26年から30年間、日本人の死因トップだったが、近年は治療薬の進歩などで大きな後遺症の心配もなくなった。

医療関係者によると、カギを握るのは発症初期の治療。脳神経外科学が専門の東大名誉教授、佐野圭司さんは「後遺症を軽減できる目安は3時間以内といわれる。実際には発症から3時間以内に治療できるケースはそう多くない」と話す。

発症初期の症状は、言葉が話せなくなる▽顔や手足など半身が動かないなど。「疑わしい症状が出たら救急車を呼び、早期に適切な治療を受けることが必要」と医療関係者。(産経新聞)

⇒改めて、血管系疾患の多さを認識するような出動回数です。1分1秒を争う血管系疾患対策・・しかし、そのような状態になるまでには長年の生活習慣が背景にあることも再認識する必要があるようです。


 糖尿病、胎児に深刻影響 死亡や先天異常200人超(2/3)

食生活の欧米化などで妊婦の間でも糖尿病が増加し、2002年までの7年間に、全国で少なくとも219人の赤ちゃんが先天異常になったり出生直後に死亡したりしたことが日本糖尿病・妊娠学会の全国調査で分かった。

妊娠前から血糖値を適切に管理すれば胎児への影響を防げるのに、早期発見のための20~30代向け健診制度が未整備で、産婦人科の現場にも早期診断の大切さが周知されていないのが原因。

糖尿病は自覚症状に乏しく、調査の中心となった東京女子医大病院の佐中真由実講師は「とくに太り気味の人や、親が糖尿病の人は、妊娠前に血糖値検査をしてほしい」と呼び掛けている。

赤ちゃんへの影響を調べた大規模調査ははじめてで、03年春、日本産科婦人科学会の専門医研修施設を対象に実施。231施設(回答率28%)から、7年間に出産した約74万人の情報が寄せられた。(共同通信)

⇒糖尿病に限らず、動脈硬化なども若年化が進んでいるようです。健康な赤ちゃんを授かるために・・まずは私たち大人の健康管理を。


 「カロリーを減らし運動を」米、肥満大国脱却で指針(1/13)

栄養をバランス良く取るだけでは不十分。食事のカロリーを減らし、もっと運動を。米政府は5年ぶりに改訂した「米国人のための食事指針」を発表、増え続ける肥満人口にブレーキをかけるため、食事の内容や生活習慣を見直すよう、国民に訴えた。

米国では国民の3人に2人が太りすぎか肥満とされ、肥満が深刻な社会問題になっている。このため今回の指針では体重コントロールに最大の重点が置かれ、“肥満大国”からの脱却を目指す。

食事内容では、野菜と果物が「オススメ食品」の筆頭。大人では野菜を1日2カップ半、果物は同2カップ食べるよう勧めたほか、パンなどの穀類は最低でも半分は精白していないものにすべきだとした。牛乳は1日3杯。ただし低脂肪か無脂肪のものにするように求めている。(共同通信)

⇒食事での満腹感や満足感を、カロリーを減らしてどう達成するか?が課題です。食事は、よく噛んで・時間をかけて・・慣れるしかなさそうです。

運動面をみると、弊社のアンケートでは「一駅前で降りて、自宅まで歩く」方もいらっしゃるようです。文明の利器からの隔離は、身体には良いことが多い・・なんか皮肉な感じもしますが、超オススメです。


 リウマチ治療薬、副作用で134人死亡・製造元が注意喚起(2/12)

関節リウマチの治療薬「リウマトレックスカプセル」(一般名メトトレキサート)を服用後に死亡し、薬との因果関係が完全に否定できずに「副作用」と判断された患者が99年8月の発売後、昨年11月までに134人に上ることが製造元のワイス社の調べで分かった。同社は副作用の情報を過去8回、「適正使用情報」としてまとめて医師らに注意を促してきたが、近く9回目を出し、改めて服用を禁忌としている腎障害や慢性肝疾患の患者は使用しないことなどを呼びかける。

同社によると、メトトレキサートは、医師の処方で飲むカプセル薬で99年3月に承認された。今年度の推定使用患者は約11万7000人。副作用は造血機能が低下する骨髄抑制などの症状で、服用後に死亡した人のうち、死亡時期が確認できたのは99年3人、00年10人、01年24人、02年22人、03年32人。04年は11月末まで38人。その後、今年1月末までに22人の死亡例があり、関連を調べているという。

メトトレキサートはリウマチ治療薬として認可される以前から、抗がん剤として医療現場で広く使用され、多数の副作用被害が報告されていた。同社は「亡くなった患者の中には他の薬を併用していたり、リウマチ以外の重い合併症の方もいる。今後とも使用に関しては、副作用の可能性など注意喚起をしていきたい」と話している。(毎日新聞)

⇒患者側には危険度が分かりません。処方段階での丁寧な説明が求められます。

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その他

 あとがき

当メルマガも、いつのまにやら『まぐまぐ・殿堂入り』となっていました。

慌てて作成することも多く、
なかなか満足のいく内容に至りませんが、
毎号一箇所でもお役に立てるものがあれば参考にしていただければ幸いです。

もひとつあとがきを

そろそろ花粉症シーズンで、マスク姿の人を見かけるようになりました。

是非オススメしたい対策・・『鼻呼吸』。口で呼吸する人も多いようですが、呼吸による異物を退治する機能は、本来鼻に備わっています。

デモ、無意識に大口開けて寝ている○○さんは・・どうしよう?・・残念!

心身ともに健康を目指して、次号もよろしくお願いします!


超ミネラル水通信・発行者

発行:エリアリンク社 代表 大久保隆

~ 記事中の1つでも、健康管理のお役に立てれば幸いです ~


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